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『メリダとおそろしの森』〈65点〉

アメリカのピクサー制作のCGアニメ映画。
2012年制作。


*以下、完全なネタバレです。


重大なネタバレがありますので、
読まれる方は自己責任でお願いします。


もう一度言いますが、
重大なネタバレがあります。


観てない人は、読まないでください。







とある王国に、おてんばな王女さまがおりました。
そんな王女さまに、結婚の話が。
しかし、
王女さまは結婚したくありません。
何とかしたいと思っていたその時、
何者かに導かれ、
森に住む魔女のところに行き、
運命を変える魔法をかけてもらったのです。
しかし、
その魔法によって、
なんと……


さて、
ここで、
重大なネタバレをしてしまいます。



*繰り返しますが、
ネタバレですので、
映画を観てない人は読まないように。






魔法使いの魔法によって、

な、
な、なな、
なんと、

母親が、クマになってしまうのです。

ああ、ビックリ。


母親がクマになってしまって、
さあ、どうしよう、
というのが、
この、映画の大まかな流れです。

その流れを通して、
たびたび衝突をしていた母と娘、
その二人の関係修復、
そして、国の有り様、
なんかを見せる物語、となっています。


では、感想を。


映像の出来には、文句ありません。

そこは素晴らしいと思います。

奥行きとか質感とか、
表情、動き、
作りの丁寧さ、とか、
本当にちゃんとしてます。


が、
ただ、
物語的には、
正直、
どうも今ひとつの印象です。


まず全体的に、ちょっとスケール、
スペクタル感が足りないです。

王女に、
おてんばで弓が天才的に上手い、という設定を入れたなら、
それを生かした物語作りにしないと良くないでしょう。

もっと王女に弓を持たせて活躍させないと。

単に、母にかけられた魔法を解く、というお話ならば、
弓の名手とか、おてんば設定とか、無いほうが良い。


しかも、この行き過ぎたおてんば設定は、
王女の言い分より、
母親の言い分のほうが、正しい、
という風に見せる効果を生んでしまっています。

ここまでおてんばだと、
母親ならば、多少は厳しく言うのが当たり前で、
これなら、文句をいう王女の方に、
大きな非がある、
ように見えるわけですね。

なんて、わがままな王女なんだろうと、思っちゃうわけです。

しかも、
このおてんばで、わがままな王女のせいで、
母親の王妃がクマにさせられてしまうわけです。


ここで王女が大きく動揺するのなら、
まだ可愛げがあるんですが、
この王女からは、
母がクマになってしまったことに対するショックが、
あまり感じられない。

母親がクマになってから
母親に魚の取り方とか、
教えてるわけです。

そして、そのまま物語が進んでいくわけです。

王女が反省するのは、
最後の最後、です。

これはなぜこうなっているのかというと、
王女が最後の最後に反省して、
そこで盛り上げよう、
としているせいです。

まあ、狙いは分かるんですが、
それはしかし、
そのオチに到達するまで、
王女は大して反省してないのと同じで、
だから結局、
物語中、
オチになるまで、この王女に共感も同情も出来ない。

オチの前に、もっと、
お互いの気持を理解し合う、
効果的なエピソードが欲しかった気がします。


あと、
この物語の背景にある、もうひとつの物語、
凶暴なクマの物語、なんですが、
これも、ちょっとイマイチです。

まず、
強敵設定がクマ一匹というのが、
最初に指摘したスケール不足の、
最大の原因でしょう。

王女VSクマ、ならばいいんですが、
大人総掛かりVSクマは、ちょっとおもしろくない。


あと、クマの背景の物語が、ちょっと分かりづらい。

あんまり描きすぎるとオチがバレてしまいますから、
意図的に隠したんでしょうけど、
もう少し分かりやすく描いても良かったんじゃないですかね。


クマのお話は、
別のお話にしたほうが良かったかもしれません。

クマのお話は、国のありようのお話なので、
これを上手く絡めてくれば、、
本筋の、母と娘のお話の上に、
王女としての成長、みたいなものを描けたかと思うんですが、
どうも、少し消化不良を起こしてる気がします。


子ども向けアニメですし、
変に複雑にせず、
どちらか一本に絞ったほうが、
面白かったような気もしますが。

でも、そうなると、
全く話が変わってきちゃいますけどね。



ま、
こんな感じです。

相変わらず、
色々文句だらけの感想ですが、
この映画の場合は、
映像は当然のようにしっかりしていますので、
全く楽しめないとか、
そんなことは一切ないです。


観る人間が、
本物の女の子ならば、
もしかしたら、
普通に楽しめるかもしれません。


私は男で、大人なので、
そこの気持ちはわかりませんけども。




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