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『スノーホワイト』〈70点〉

ファンタジー・アクション・アドベンチャー映画。
2012年制作。
主演は、クリステン・スチュワート、
シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース。



*以下、完全ネタバレです。
注意してください。





この映画は、
「鏡よ鏡、この世で一番綺麗なのはだあれ?もちろん私よね?」
「いや、白雪姫だし」
「な、なんですって~!ムキー!」
でお馴染みの『白雪姫』を、
ファンタジーアクションに加工した作品です。


美しいプリンセスとして生まれたスノーホワイトでしたが、
しかし、
世にも恐ろしい魔女に王様の父親をたぶらかされ、
国を乗っ取られたことで、
城の牢屋に入れられてしまいます。

そして、それから長い年月が過ぎ、
スノーホワイトは、牢屋の中で美しく成長して、
なんちゃらかんちゃら、
というお話です。


では、感想を。


この映画、
設定というか、企画的な部分は、
なかなか面白いですね。

戦う白雪姫を見せよう、ってのはなかなか面白そうです。

予算無しで作ったらダメダメになりそうなアイディアですけど、
それなりに見れるものには出来あがってます。
この辺は、
本当にさすがハリウッド、という感じですね。


ただ、
正直に言うと、
確かに、そこそこ見せられるものには仕上がってはいますが、
ちょっと物足りなさはありました。


それなりにお金がかけられないとなかなか出せないような、
なかなか素晴らしいファンタジックな部分がある一方、
あれ?
もしかしてちょっと、予算少な目?
的な、ちょっと首を傾げてしまうような、
微妙な部分も結構沢山ありました。

スノーホワイトの逃亡の道程がやけに長いんですが、
その間が絵的に少し地味ですし、
テンポも悪くイベントも盛り上がりに欠けるので、
ちょっと退屈してしまいます。

妖精の森とか、
絵的に、なかなか良い感じでいけるはずなんですが、
なぜか、
「もののけ姫」になっちゃってまして、
しかも、
その元ネタ?のスケール感、神々しさを全く超えられてないので、
実に微妙な雰囲気を醸し出してくれてます。


ラストのバトルも微妙ですね。
ちょっと規模が小さい。
トロールとか妖精とか登場させたんだから、
バトルに絡ませたほうが良かったんじゃないですかね。


ま、
全体的に言って、
ちょっとスペクタクル感というか、
スケール感に欠けてましたね。


それと、
スノーホワイトの描き方も問題がかなりあります。

スノーホワイトを演じたのは、クリステン・スチュワートという、
トワイライトシリーズでお馴染みの、
あの女優さんです。

この人、
人気がある女優さんなんでしょうし、
美人だとも思います。
存在感のある女優さんだと思いますよ。
ただ、
見た目的に、ちょっと、
陰のタイプ、というか、
精神的に病んだ役とか似合いそうな、
そんな感じですよね。

この物語のお姫様が、
彼女のその見た目に合わせた感じで描かれているのなら、
それはなかなか素晴らしいと思うんです。
新しい感じの白雪姫になりそうです。
でも、
この物語のお姫様の本質は、
いわゆるディズニー的なお姫様像と一緒でして、
すべての人から愛されるタイプということになってます。
しかも、
人だけじゃなく、動物や妖精からも、
無条件で愛されてしまう、という、
人智を超えた存在なわけです。
ある意味、
魔女よりよっぽどタチが悪い、
たぶらかしの天才魔法使いと言えなくもないぐらいの、
圧倒的な力を実は持っている、
という設定のお姫様です。

でも、
そうは見えない。

そこのちぐはぐさが、
画面に出まくってしまい、
どうにもしっくり来ない。


ま、
脚本や演出の変さもあるでしょうけど、
戦士たちに戦いを促し、
鼓舞するシーンとかも、
思慮不足で未熟な小娘が、
生意気にリーダーを気取り、
戦いをそそのかしてる様にしかみえない。


設定を考えるなら、
ここは、
お姫様が何も言わなくても、
皆が勝手に察して、
お姫様のために戦うぞ!
ウォー!
という流れにしたほうが、良いと思うんですけどね。

女性が先頭に立って、
ウォー!
っと興奮させるのって、
役者の技量、セリフ、演出、その他もろもろ、
かなり難しいですよ。
作り手の技量がモロに出ます。


長々としつこく書いてしまいましたが、
要するにミスキャスト、
もしくは、
設定ミスです。


ミスキャストと言いましたが、
彼女の持つ独特の雰囲気は、
新しい雰囲気を出してる部分もあったと思うので、
そこをもう少しいかせてればな、と、
惜しい感じがします。


あと、
この映画、
恋愛要素が微妙過ぎるのが気になりました。

ネタバレしてしまいますと、
この物語のどこかで、
狩人がお姫様に、キスをします。

ここが、
実に微妙でして、

おいおい、
おっさん、
おまえ、お姫様にそんな感情持ってたの?

しかも、身の上話とかしちゃって、
死んだ妻がどうとか、
生々しいし、
キモいわ、

って感じです。

そういう感情をもってるんなら、
その前に、もう少し何か、
愛を感じさせるものを見せてくれないと困ります。
心の準備が出来てないので、
気持ち悪いこと、この上ない。

全然、ファンタジーのキスじゃない。



そもそも、
この映画のタイトルって、原題は、
SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN
ですから、
実は、「スノーホワイトと狩人」の物語なんですよね。

でも、
そのタイトルにしては、
二人の関係が微妙です。

二人の関係が、ちっとも面白く無い。

これなら、邦題の「スノーホワイト」の方が合ってます。


王子様もでてきますが、
これまた微妙で、
いまいち存在感がない。

まともな恋愛要素もないのに、
無理に三角関係とか作らなくてもいいんですよ。

世界的に有名な設定を利用して、
きちんと中身を描かず、
見てる人間に、察してくれ、と理解を求めるやり方は、
作り手の力不足を感じますね。


この作品は、
女王のシャーリーズ・セロンにかなり焦点が当たっていて、
実際、そこはなかなか素晴らしいので、
どうせなら、
もう完全に女王の物語にしちゃったほうが面白かった気がします。



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まとめ【『スノーホワイト』〈】

ファンタジー・アクション・アドベンチャー映画。2012年制作。主演は、クリステン・スチュワート、シャー

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