『ブリッツ』〈70点〉

2011年製作。
刑事ドラマ物。


*以下、ネタバレです。
気をつけて下さい。



この映画は、
主演が、ジェイソン・ステイサム、です。
確か、この名前ですよね。
正直、この人の名前、あれ?なんだっけ、って、
いつも忘れてしまうんですが、
顔はしっかり覚えてます。
トランスポーターでおなじみですね。

その彼が、刑事に扮して、凶悪犯を追っかける、という、
基本構造は、実にわかりやすいお話となっております。

ただ、
物語は意外と、あっちゃこっちゃ、
視線が揺れるので、
割りと、複雑そうに感じてしまいますけどね。


まあ、とにかく、
最期まで特に退屈しなかったし、
一応、娯楽作的には、
一番大事な部分はクリアしてると思います。

犯人役も、なかなか、キャラが立っていて、
いい味、出してました。

この犯人じゃなかったら、
もっと、酷評してましたね。

まあ、あとは特にどうこう、
グダグダ言うタイプの作品じゃないです。

ジェイソン・ステイサムですからね。

この人、いつも同じキャラだし、
見る人も、それをわかってると思うんで、
好きな人は好き、嫌いな人は嫌いってことで、
いいんじゃないでしょうか。


とまあ、
こう書くと話が終わっちゃうんで、
もう少し細かいことを言いますと、
物語自体の完成度は、
少し低いですかね。

迷走してます。

最初に書きましたが、
視線が、
あっちゃこっちゃ、
動かされちゃう感じです。

ちょっと、思わせぶりな登場人物が多いんですかね。

この作品には、色々と、
物語に深く関与してくるのかな、
って思っちゃいそうな人が出てくるんですが、
ほぼ全員、物語の核には迫ってこない。

一番、物語に関与してきてる人ですら、
どこか、さらっとしています。


誰を見せたいのか、
どこを見せたいのか、
的が絞れてない感じですね。


これはもしかしたら、
大人の事情でしょうか。

そこそこの役者を用意したんで、
全員に、それなりの役とセリフを用意したら、
こうなっちゃった、
みたいなことは、
なんか、ありそうです。

ま、
裏のことは、よくわかりませんが、
下手にドラマ作ろうとして話を複雑にするよりは、
もう少し、
刑事VS犯人、
に絞ってアクション重視にしたほうが、
娯楽作として完成度が高かったような気がします。


まあでも、
ジェイソン・ステイサム流アクション描写には、
もう飽き飽きしてた、
って人なら、逆にこっちの方が面白いのかな。

キャラはいつも通りですけどね。



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『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』〈70点〉

2011年製作。
かの三銃士&ダルタニアンの映画。


*以下ネタバレです。
あしからず。



見る前から、全く期待してなかったけど、
なんとなく、アクションが見たくなったので、
借りてきて観てみました。


原作はよく知りませんが、
まあ、三銃士は、一応、名前ぐらい知ってます。
何度か、映画にもなってますしね。

時代背景的なことはよく知りませんが、
その辺は、かなり適当に、
なんとなく理解したつもりになって、
観ました。

舞台はフランス、です。

物語は、
田舎もんの少年、ダルタニアンが、
パリに出てきて三銃士と出会って、
というくだりから、
おおまかな流れは全て、原作通りなんですかね。

なんとく、どこかで見たような気がします。


で、
この作品ですが、
思った以上に、

面白かった、

です。

全然、退屈しませんでした。


映像もそれなりにしっかりしてましたし、
三銃士の描き方も、他のキャラも、
全体的にマンガチックですけど、
ほぼ全員、キャラが綺麗に立ってて、良い感じです。

細かい部分では、
なんか、ちょっと雑な感じもすることはするんですけど、
それでもまあ、これはこれで、面白いです。

原作とか全く知らない人でも楽しめるでしょう。

単純に何も考えずに見ることが出来る、
それなりによくできた娯楽映画、だと思います。


ただ、少し気になったのは、
この映画、ちょっと人殺しすぎ、ですかね。

マンガチックなキャラ演出で、
実際、戦いっぷりも、マンガチックで、
少し子供向けっぽい感じの、
お気楽娯楽作の雰囲気なのに、
しょっぱなから、人、殺します。

私、最初のシーンで、
三銃士を悪者だと勘違いしてしまいました。
そのぐらい、情け容赦なく殺しちゃいます。


三銃士だけじゃなく、少年、ダルタニアンも、
人、殺しまくっちゃってます。

いきなり、
自国の兵隊さんに剣を突き立てたときは、
ギョッとしました。

ハチャメチャ娯楽作ってのは、
まあ、なんでもありで、いいと思うんですけど、
ただ、
この作品の雰囲気の場合、
あんまり殺さないほうが良かったような気がします。

そこだけ妙にリアルになってしまうので、
他がバランス悪くなってしまう。
皆、サクサク死んでるのに、
ある場面で、
それは絶対死ぬだろう、って人が生きてたりすると、
う~ん、って感じになっちゃいますからね。

まあ、
雑魚キャラはバンバン死んで、
主要キャラだけ、何があっても絶対死なないとか、
よくありますけど。


ま、そういう、
もう少し気をつかたほうがいいんじゃなかったのか、
という箇所は、結構ありますが、
それでも、
娯楽作品としては、
なかなか、立派な作品です。

私のように、アラを探したりせず、
何も考えず、観て下さい。



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『探偵はBARにいる』〈65点〉

大泉洋が探偵な映画。
2011年製作。


*以下ネタバレです。
この作品は、
一応、サスペンス要素がある作品なので、
注意して下さい。



物語の舞台は北海道。
札幌のすすきのってところでしょうか。
私は行ったことがないので、よく知りませんが、
歓楽街として有名ですね。

そこで探偵業を営む男が、
この映画の主人公、大泉洋です。

大泉洋という、若干、二枚目からズレた役者が、
なかなかハードボイルドな探偵役、
をやっています。

そしてそのアルバイト助手に、
本来二枚目役者の、松田龍平が、
二枚目から少しずれた役を演じています。

このキャスティングは、なかなかセンス良いな、
って思いました。

この二人が醸し出す雰囲気は、
それだけで、かなり面白いものがあります。

大泉洋は、かなりカッコつけすぎ、
な感じはしましたけどね。

この人、
顔は二枚目じゃないかもしれませんが、
スタイルが良くて、かなりいい雰囲気してるもんだから、
普通にしちゃうと、結構カッコが付いちゃいます。

だから、
二枚目じゃない人に、わざとカッコつけさせて、
笑いを誘う、というパターンにあんまりならない。

そもそも、
本人は、そういう笑いとかは、全く意識して無くて、
普通にカッコつけてる感じなので、
カッコつけすぎで、臭くなってしまう。


ところどころに見せる、
その変なカッコつけ部分が、
若干、気になりましたが、
まあ、とにかく、
キャラだけで、十分、面白そうなので、
この映画が面白いかどうかは、
その見せ方と、
物語そのものが面白いかどうか、でしょう。


で、物語、なんですけども、
これは、
正直、ちょっと微妙、ですね。

面白くない、という程でもないんですけども、
なんというか、
そもそも、この探偵は、
何をしとるんだ、
お前は、何をどうしたいんだ?
ただ、カッコつけてるだけか?
って感じになってまして、
ゴール設定がよくわからないので、
凄く、もやっとしちゃってます。

その一方で、
核となる部分のネタは、
かなりバレバレだったりするので、
そこが微妙な感じを与えてきます。


それと、
探偵に、見せ場がないってことも、
ちょっと微妙な印象を与えていますね。

物語的に、どうでもいいところに見せ場があるんです。

どうでもいいところで、カッコつけさせないで、
ちゃんとした見せ場を作るべきだったんじゃないでしょうか。

ちゃんとした見せ場をつくってやって、
あとは全部、
普通にしてるだけ、
もしくは笑いを取るだけでいいと思うんですよね。

この人なら、
それで十分かっこいいし、
その方が面白いと思うんですけども。


舞台設定には味があるし、
キャラも面白いから、
もし続編が出るんなら、
それは期待できるかも知れません。



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